映画『ミッション:インポッシブル』のセリフで学ぶ英語表現「言ってることが意味不明よ」

眼鏡

『ミッション:インポッシブル』(1996年アメリカ映画)
原題:Mission:Impossible
監督:ブライアン・デ・パルマ(Brian De Palma)
主な出演俳優: トム・クルーズ(Tom Cruise)、ジョン・ヴォイト(Jon Voight)、エマニュエル・ベアール(Emmanuelle Béart)、エミリオ・エステベス(Emilio Estevez)、ジャン・レノ(Jean Reno)、ヴィング・レイムス(Ving Rhames)、ヘンリー・ツェニー(Henry Czerny)

あらすじ

ある夜、プラハの米国大使館で極秘スパイ組織「IMF(Impossible Missions Force、不可能作戦部隊)」による作戦が実行される。それは東欧に潜入中のCIA情報員リスト「NOC(ノック)」を盗み出そうとしている大使館職員の犯行現場を証拠として写真に収め、尾行し、買い手共々逮捕するというものだった。しかし、その作戦は謎の襲撃者により失敗に終わる。作戦チームは若手のイーサンを残し全滅した挙げ句、リストも奪われてしまう。作戦の指令を出したキトリッジと落ち合ったイーサンは、この作戦が実はIMF内部の裏切り者をあぶり出すための偽の作戦であり、盗まれたリストも偽物だったことを明かされる。唯一生き残ったがために疑いをかけられたイーサンは逃亡し、真相を暴こうとする。

You are not making any sense. | 言ってることが意味不明よ。

ダイアログ|DIALOGUE

死んだと思われていた作戦チームの仲間の1人、クレアとセーフハウス(隠れ家のこと)で合流したイーサン。彼女に状況を説明しています。


ETHAN |イーサン

Kittridge assumes I’m the mole they’ve been tracing, and I’ve been in the employ of an arms dealer, Max, for the last two years to get him our NOC list.

キトリッジは僕のことを、ずっと探していた二重スパイで、この2年間NOC(ノック)リストを手に入れるため武器商人のマックスに雇われていたと疑っている。

CLAIRE | クレア

What are you gonna do?

これからどうするつもり?

ETHAN |イーサン

I’m gonna get it for him.

NOCリストを手に入れてやる。

NOCリストを盗もうとした犯人だと疑われているのに、これから本当にNOCリストを盗んでやろうと言っています。

クレアとしては、「疑いを晴らすためにどうするつもりなのか」という趣旨で質問したのでしょうから、このイーサンの返答では一見すると矛盾して訳が分かりませんよね。

案の定、クレアの反応も次のとおり。

CLAIRE | クレア

Ethan, you’re not making any sense.

イーサン、言ってることが意味不明よ


単語と表現

mole

動物の「モグラ」。口語で「スパイ」または「二重スパイ」。

arms dealer

武器商人

gonna

= going to
~するつもりである

you’re not making any sense

= you are not making any sense
あなたの言うことは訳が分からない(意味不明である)