映画『ゲーム』のセリフで学ぶ英語表現/「どうでもいい」「どっちでもいい」

人形

『ゲーム』(1997年アメリカ映画)
原題:The Game
監督:デヴィッド・フィンチャー(David Fincher)
主な出演俳優:マイケル・ダグラス(Michael Douglas)、ショーン・ペン(Sean Penn)、デボラ・カーラ・アンガー(Deborah Kara Unger)

あらすじ

投資銀行家として成功し裕福に暮らすニコラス・ヴァン・オートンは、48歳の誕生日に弟のコンラッドから『CRS』という会社が主催する“ゲーム”の招待状をプレゼントされる。「人生を変える経験」が得られるというコンラッドの強い勧めに促されゲームへの参加を決断したニコラスだったが、次第に虚構と現実の区別が付かなくなる事態へと巻き込まれていく…。

Whatever. | どうでもいい。どっちでもいい。

ダイアログ|DIALOGUE

約3年ぶりに訪ねてきた弟のコンラッドとレストランで会うニコラス。

薬物使用などでトラブルを起こした過去を持つコンラッドに対し、金の無心にでもやってきたのかと勘ぐります。


NICHOLAS | ニコラス

So what brings you to town, Conrad?
Everything all right?

それでコンラッド、何があって街へ来た?
問題でもあるのか?

CONRAD | コンラッド

Yeah.

ない。

NICHOLAS | ニコラス

Need anything?

何か必要なものでも?

CONRAD | コンラッド

No.

違う。

NICHOLAS | ニコラス

Really?

本当か?

CONRAD | コンラッド

No, I don’t need anything from you.
I just found myself laying naked on a beach near Ibiza, and all of a sudden, it clicked, October 12, Nicky’s birthday.

ああ、兄さんから何か欲しいわけじゃないよ。
イビサ島近くのビーチで裸で寝転んでたら突然 思い出したってだけさ。10月12日は兄さんの誕生日だってね。

NICHOLAS | ニコラス

October 11th.

10月11日だぞ。

CONRAD | コンラッド

Whatever.

どっちでもいい。


人の誕生日をたった1日でも間違えることは失礼な話ですので同じ文脈で使うのはお勧めできません(笑)。

ただ、些細な事柄や疑問に対して一言「どうでもいいよ」「どっちでもいいよ」と答えたい時に使える表現です。

単語と表現

What brings you to ~?

どういう理由・用事で~へ来たのですか?

all of a sudden

突然、前触れもなしに、急に

it clicked

急に腑に落ちた、急に理解できた

Whatever.

どうでもいい。どっちでもいい。