『マイレージ、マイライフ』(2009年アメリカ映画)
原題:Up in the Air
監督: ジェイソン・ライトマン(Jason Reitman)
主な出演俳優:ジョージ・クルーニー(George Clooney)、ヴェラ・ファーミガ(Vera Farmiga Vera Farmiga)、アナ・ケンドリック(Anna Kendrick)、ジェイソン・ベイトマン(Jason Bateman)
ライアン・ビンガムはプロの解雇宣告人。雇用主に代わって解雇を宣告するため米国中を飛び回っている。荷物や人間関係を背負わない身軽な生き方を美徳とする彼は、飛行機のマイレージに関するある目標を立てて1年の大半を出張に費やす日々を楽しんでいた。満ち足りていたはずの人生だったが、旅先で出会ったアレックスや新人社員ナタリーの登場によって揺らぎ始める…。
I don’t mean to belittle your ~ | あなたの~をけなすつもりはないんです
ダイアログ|DIALOGUE
Our business expense allots $40 each for dinner.
I plan on grabbing as many miles as I can.
我々の出張経費の夕食への割り当ては1人40ドル。
(使い切って)出来る限りのマイルを貯めたい。
Okay, you got to fill me in on the miles thing.
What is that about?
Are you talking about, like, frequent flyer miles?
分かった、そのマイルの件に私を引き入れるわけね。
それって一体何なの?
飛行機のマイレージのことを言ってるの?
You really want to know?
本当に知りたい?
I’m dying to know.
すごくね。
I don’t spend a nickel if I can help it unless it somehow profits my mileage account.
何らかの形でマイレージが貯まらないものには出来れば一銭だって金を使わないようにしてる。
So, what are you saving up for, Hawaii, South of France?
何のために貯めるの?ハワイとか南フランスへ旅行でもするため?
It’s not like that.
The miles are the goal.
そういうじゃないんだ。
マイル自体が目的なんだよ。
That’s it?
You’re saving just to save?
それだけ?
ただ貯めるだけにやってるの?
Let’s just say that I have a number in mind and I haven’t hit it yet.
目標にしててまだ達成してない数字があるとだけ言っておく。
That’s a little abstract.
What’s the target?
ちょっと抽象的ね。
目標の数字は?
I’d rather not.
言いたくない。
Is it a secret target?
まさか秘密にしてるわけ?
(直訳:秘密の目標なの?)
It’s 10 million miles.
1,000万マイルだ。
Okay. Isn’t 10 million just a number?
そう。でも1,000万なんて単なる数字でしょ?
Pi’s just a number.
円周率だって単なる数字さ。
Well, we all need a hobby.
No, I– I don’t mean to belittle your collection.
I get it.
It sounds cool.
まあ、誰にでも趣味は必要よね。
いえ、私…あなたが貯めているものをけなすつもりはないの。
分かるわ。
すごいと思う。
I’d be the seventh person to do it.
More people have walked on the moon.
達成すれば7人目だ。
月面を歩いた人数より少ないのさ。
単語と表現
business expense
経費
allot
割り当てる
(be) dying to ~
死ぬほど~したい
nickel
ニッケル=アメリカの5セント白銅貨
if I can help it
できれば
somehow
何らかの形で
Let’s just say (that) ~
とりあえず~と言っておこう
abstract
抽象的な
I’d rather not.
= I would rather not.:~しないほうがいいと思う。~したくない。この場面では文末の say または tell you が省略されていると考えられ、「言いたくない(教えたくない)」という訳になります。
belittle
~を見くびる、~をけなす
collection
コレクション、収集物